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今回は7階建てのオフィスビルのお客様より、「雨漏りがして、仕事に支障がでる。テナントからも苦情が出ており、雨が降る度に対応に追われている。」と弊社の営業にご相談頂き、早速現場にお伺いしました。
弊社の職人が細かく現場を拝見すると、カーテンウォールの窓枠にあるシールが、ボロボロになっていました。カーテンウォールとは、地震によるガラスの飛散と、外壁の軽量化をはかる為に開発された手法で、一面ガラス張りの華やかな外観が特徴です。
しかし、今回の事例では、南側のカーテンウォールのサッシ周りのシールがボロボロに剥がれて、コーキングもかなり損傷していました。また、西側の壁のシーリング(気密性や防水性を高めるために、壁の隙間や継ぎ目に施される建築材料)もひび割れていました。それらの損傷箇所から、雨風が吹き込み、雨漏りを引きおこしていました。
そこで、雨漏りを防止する為に、南側のカーテンウォールのサッシ周りのシールの張り替えと、西側の壁のALCパネルの外壁塗装を行うことになりました。
ALCパネルとは、Autoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート) の頭文字をとって名づけられた、軽量気泡コンクリートを板状に成型した建材です。耐火性能、断熱性能、軽量化、短工期など、様々なメリットがあるため、現在では超高層ビルから戸建て木造住宅まで、日本中の様々な建物に使用されています。
今回の外壁塗装の施工手順を簡単にご説明致します。
① 足場を組みます。
② 西側の壁を高圧洗浄で掃除します。
③ 西側の壁をシリコン樹脂(太陽光や雨風、温度変化に対して、変質や劣化を引きおこしにくい素材)の塗料で塗装します。
④ 南側のカーテンウォールのシールを切り取ります。
⑤ 南側のカーテンウォールのシールを打ちかえます。
⑥ 南側の窓枠の周囲の隙間にパテ状の充填材を詰めます(コーキング)。
⑦ 南側の窓を掃除します。
カーテンウォールのシール剥がしは根気がいりました。長年の雨漏りの結果、カーテンウォールのシールを剥がすと、サッシ内部に水が充満していました。自然乾燥させた後、南側のカーテンウォールのシールの切りとりを丁寧に行い、シールの打ちかえが見栄え良くなるように工夫しました。
外壁塗装を行った結果、「外壁がきれいになって、すっきりした。これで雨漏りの心配がなくなった。雨漏り時のクレーム対応もなくなり、今後は仕事に集中できる」と大変お喜びでした。
今回は自社ビルをお持ちの企業様のご依頼でした。ビルオーナー様で、雨漏りでお困りな方や外壁塗装工事をお考えのお客様は、アルファサービスまで、お気軽にお問い合わせください。
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