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今回ご紹介するのは、ビルのタイル補修工事です。
ご依頼いただいたときの状態は、タイルが黒ずみが遠目からでも確認できるほどでした。またところどころ膨らんでとれかけているタイルなどもありました。オーナー様とお話ししていると「もしタイルが落下したらと思うと…早急に補修してほしい」とご依頼いただきました。
当然ながら、タイルの取れかけの状態が一番早急な補修工事が必要です。万が一、ビルの壁からタイルが剥がれて落ちますと、ものすごいスピードで落下する危険があり、最悪、人の命を奪ってしまうこともありえるからです。とれかけタイルを発見した場合、タイル補修を行っている業者に相談することをオススメします。
また、タイルの黒ずみもビルの外見を劣化させます。外見が劣化してしまいますと、当たり前ですが、ビル住民もどんどん減っていきますし、新たに入居したいという希望者も減ってしまいます。黒ずみ改修も、補修工事と同時に行うことをおすすめします。
今回の施工内容は、
打音調査とは、打診棒をタイルの上で転がす、あるいはタイルをたたき、その音を聞いて現状の貼り付け状態やタイル内部の状態を調べるものです。打診棒はいわば、タイルの聴診器のようなものです。先端に球状のボールがついており、全体としての大きさ20cm程度の細長い棒です。この打診検査を行ったのち、張り替えるタイルを見極め、それらについてマーキングテープを用いて、マーキングを行います。
まずは悪いタイルをはつっていきます。
打診調査で状態の悪いところは全面的にはつっています。今回は3面ある外壁面のうち、状態の悪いタイル5000枚を張り替えました。単にタイルの張り替えでは直らないような部分は、ドリルでねじに穴をあけてエポキシ樹脂で固めるといった処理を施しました。
使用したタイルは45二丁と呼ばれるものです。45二丁とは、タイルの大きさであり、50角タイル2枚分の45mm×95mm(目地を含めた寸法で50mm×100mm)です。
ビルやマンションのタイルとして非常によく使われているサイズです。既存のサイズと合わせるためこのタイルを使用しました。タイル専用のボンドで接着しました。
最後は薬品洗浄を行います。この工程は薬品として酸を用いることから別名酸洗いとも呼ばれています。この洗浄工程により黒ずみをしっかりと洗い落とすことができ、タイルが新品同様なきれいな状態になります。
全ての工事の完了後、お客さんのビルのオーナーさんからは。「きれいになってよかった」ととても喜んで頂くことができ、工事の施工を行った我々としてとてもうれしいお言葉を頂戴することができました。
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