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本日ご紹介させて頂く外壁塗装工事事例は、大阪府泉大津市の会社様の工場にある、タンクの塗装案件です。弊社アルファサービスでは、普段はビル等の外壁塗装を主に行っていますが、このようなタンクの塗装なども行っております。(足場の組めるところであれば、だいたいは塗装できます!)
写真に写っているように、タンクは6本(6基)ありましたが、そのうちの1本(1基)の塗装をすることになりました。今回塗装施工したタンクですが、高さが約10m、直径約8m、外壁の面積は約300平米でした。以前は重油を貯めていましたが、現在は空の状態とのことです。今後再び重油を入れるとのことで、ご依頼を頂きました。
タンクの周囲には保温材が巻かれていました。これは冬の寒い時期には重油が固まってしまうため、それを防ぐためのもので、以前重油を保存していた際に巻かれていたものでした。タンクの周囲を「角波鋼板」で巻き、隙間にグラスウールを入れて保温材としていました。
しかし、タンクが建てられてから十数年経っており、それから一度も塗装が行われていないのでタンクの壁表面には錆が多く発生していました。このまま錆を放っておくと、その部分から穴があき、中の重油が漏れてきますので、錆を落としてから塗装を行うことになります。
今回は、このタンク周りの保温材を撤去し、タンク表面の錆を落とし、錆止めを塗ってから塗装を行いました。手順は以下のようになります。
■足場を組みます
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■保温材の撤去を行います
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■錆を落とします
(ディスクサンダー等の電動工具で錆を削り落とします)
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■錆止め塗装を行います
(エポキシ樹脂系の錆止めを中塗り2回、上塗り2回の合計4回行います)
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■タンク表面に塗装を行います
(ウレタン樹脂の白色塗料を使いました。こちらはローラーで塗ります)
全工程で約1ヶ月かかっています。(廃材は弊社で処分させていただきました)料金は税込み288万円となりました。
今回大変だった作業を一つ挙げるとすれば、「錆落とし」です。タンク全体に錆が発生していて、錆の塊がタンク表面から膨れ上がっていました。それを金槌でたたき落とし、きれいに削りとっていきました。
表面を削り取りすぎると、タンクの壁厚が薄くなります。タンクの中には500トンほどの重油が入りますので、壁が薄くなると重油の圧力でタンク壁が破裂してしまいます。タンクの壁厚は、内圧を考慮して、タンクの下半分で約6mm、上半分は約4mmとなっています。ですので、壁厚が削りによって薄くなりすぎないように、表面の錆削りにはとても神経を使いました。
このように弊社アルファサービスでは、工場のタンクなど特殊な建造物の塗装も行っております。足場の組める建造物に対してならば、ほぼ塗装が可能ですので、メールもしくはお電話にてご相談下さい。
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