〒544-0012 大阪府大阪市生野区巽西1-9-10
今回は大阪市西成区にあるALC造5階建てのマンションです。
このマンションは弊社の従業員が住んでいるマンションだったのですが、オーナー様から「ちょっと雨漏りしてるから見てくれへんか?」と相談を受けたので、屋上に登って防水の状態をみたところ、破損個所がいくつか見えたので、ご依頼を頂きました。
屋上に上がってみたところ、既存の加硫ゴムシートのジョイント部(つなぎ目)が破損しておりました。
更にオーナー様に尋ねると、強い雨が降った時に水が流れなくなって、排水口のあたりから雨漏りするとのことだったので、排水口も見させていただくと、少し劣化しサビがでていたので、つなぎ目のところから雨水が浸入して雨漏りしていました。
その名の通りシート防水の種類の一種で、代表的な材料が加硫ゴムシートや塩ビシートです。
この防水は下地の影響をあまり受けないため、既存防水層の上にかぶせてできるので、撤去費用が掛からないというメリットがありますが、その分、施工をキッチリと行わないとすぐにダメになってしまいます。
耐用年数はおよそ15年ほどですが、防水層をシッカリと保つ為にも、トップコートの塗布などの定期的なメンテナンスが重要な工法です。
既存防水層のジョイント部の破損状況と部分補修を行っている箇所です。
ジョイント部分にブチルテープ(両面タイプ)を貼っていきます。
これは、簡単にいうと防水用テープのことです。
ただ、普通の両面テープと比べて、接着性が良くて少し厚みがあるので、下地がボコボコの面でもよくなじんで、上にかぶせる防水層の接着性を上げてくれます。
また、防水性、防湿性ががあるので、防水工事や他に防水の必要な車の内装などにも利用されます。
アクメボンドというゴムシート用の接着剤を加硫ゴムシートに直接塗布しています。
そして、アクメボンドを塗布した後、ジョイント部の補修に合わせて切断しています。
シッカリと接着をさせるために、器具を使って押さえていきます。
ジョイント部の破損箇所の上にかぶせるように、切断した加硫ゴムシートを貼ります。
新しく張った加硫ゴムシートの端部にシーリング処理を施します。
先ず、新しく貼った加硫ゴムシートにトップコートを塗布します。
トップコートは、防水層を長持ちさせるために必要な塗装です。
主に、紫外線や雨水、更には歩いた時にできる傷などから防水層を保護する役割があります。
塗装をする時は、パラペットなどの地面からの立ち上がり部から塗布していきます。
そうすることで、地面側に塗装が垂れて固まることが無いので、キレイな仕上がりになります。
パラペット部の塗布状況です。
塗布したばかりの塗装を痛めないためにも、出口から遠い箇所から、出口に向かって塗布していきます。
少し分かりにくいかもしれませんが、これで加硫ゴムシートの防水工事が完成です。
このマンションは、破損していた箇所を除くと、防水層がシッカリしておりました。
また、マンションオーナー様のご要望があまり費用をかけたくないという事でしたので、破損している箇所のみ補修して、必要最低限の費用で済むように工事を行わせていただきました。
このマンションと同じように、雨漏りしているがあまり費用をかけずに雨漏りを止めたい方は、お近くの防水工事を専門にしている業者にご相談されることをオススメ致します。
大阪の方は防水工事専門のアルファーサービスにご相談ください。最適な材料と工法をお伝え致します。そしてご要望であれば下地から長持ちするプロの防水工事を行わせていただきます。
よくホームセンターに行って、ご自身で雨漏り補修をされる方を見かけますが、既存防水層の材料と雨漏り箇所次第で使う材料がかなり変わってきますので、かえって下地を痛めてしまって、下地の調整の時間がかかって費用が大きくかかることもよくありますので、ご自身でされる際はご注意くださいませ。
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